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苛性ソーダについて



苛性ソーダについて



コールドプロセスの石鹸作りに必要不可欠な苛性ソーダは、
「毒物及び劇物取締法」の対象にもなる大変危険な物質(水酸化ナトリウム)です。

入手法として、日本では、色々な薬品が取り扱われている薬局で印鑑を持参して購入でき、
アメリカでは、スーパーで簡単に入手できたRed Devil(lye)が
2005年9月に販売禁止になったので、インターネットで購入するかたちになります。

苛性ソーダは、金属、アルミニウム、亜鉛と反応し、金属などを錆びらせてしまうので、
石鹸作りに用いる道具は全て、これらの物質で作られた物を避け、
耐熱性の、ガラスやエナメル、ステンレスやプラスチックで
できたものを購入してください。

また、苛性ソーダを使用する際には使ったらすぐに蓋を
しっかり閉めるようにします。
というのも、苛性ソーダは空気中の水分を吸い取り、ダマになってしまう性質があり、
そうなると苛性ソーダ本来の強さが弱まってしまうのです。

苛性ソーダを扱う際には、ゴム手袋、サングラス、マスク、エプロンなどで
身体を苛性ソーダの接触から守ることが大切です。

苛性ソーダや苛性ソーダと水を合わせて作られたアルカリ水、固まる前の液状の石鹸生地が
肌に直接付くと、火傷をする危険性があります。
ついた瞬間には肌は痒くなり、表面がぬるぬるしてくるので、
急いで酢で肌をよくすすいでから水道水でよくすすぎます。

もしもこれらがペイントされたテーブルや床に付いてしまったら
すぐにふき取り、水と洗剤でよく洗って乾かします。
ふき取る際には、苛性ソーダは衣類の繊維にダメージを与えるので
使い古しのタオルなどを使います。

また、アルカリ水から発する蒸気も、火傷を招く危険性があります。
500gバッチくらいの石鹸作りでのアルカリ水でしたら
そんなに危険ではありませんが、バッチがもっと多ければ蒸気も増えるので、
目や肌を火傷する可能性があり、アルカリ水の蒸気を思い切り吸い込むと
咳き込みます。(私は毎回咳き込んでいます(笑))
なので、アルカリ水を作成中は必ず窓を開けて、
窓の近くですることが必要となってきます。
大きいバッチの石鹸を作ったあとに、顔が日焼けしたような気がしたら、
この蒸気の仕業かもしれません。

誤って苛性ソーダを食べてしまったときの致死量は1グラムと言われています。
アルカリ水を飲むのは火を飲むのと同じようなことなので、
万が一苛性ソーダを飲んでしまったりした際には嘔吐しようとせず、
急いで病院に駆け込んでください。

子供やペット、身体の弱い方が周りにいない状況で石鹸作りをし、
苛性ソーダは子供の手の届かない場所に保管します。




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